2014/11/10 大鳥神社例大祭 一の酉(練馬区)
東京都・新宿区指定無形文化財 萩原彦太郎社中 はぎわら会(新宿区落合) 
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「神剣幽助」
(小鍛冶)
三条小鍛冶宗近は帝より名刀を打ち上げる様命を受け、身祓い、祈念の舞を舞うと何処からともなく天狐が現れます。不思議なことだと思い祝詞を奏上すると稲荷大神が現れ、相槌を名乗り出る。稲荷大神の御加護のもと宗近は見事名刀を打ち上げ、これを小狐丸と名付け帝に献上致します。
能の「小鍛冶」から材を得た演目で、歌舞伎や文楽、山車人形にも取り上げられています。正式には「神剣幽助」ですが、能の「小鍛冶」の名で呼ばれる事が多いです。正式な演出では最初と最後に帝が現れ、宗近に従者が附き、狐は地狐と天狐の二人立ちとなりますが、演者や上演の時間の都合上すべて行うことはごく稀です。
稲荷大神の登場が省略され、天狐が相槌を行う場合や、直接稲荷大神が現れる場合などその時々で変化します。